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令和元年度 会長挨拶

 

令和元年度会長(第10代会長) 藪本 敦弘

 

温故創新 〜地域とともに次代へ繋ぐ〜


流⼭商⼯会議所⻘年部には商⼯会⻘年部も通算すると55年という⻑い歴史があります。その歴史には
⻘年部の先輩達が⼀つずつ積み上げてきた地域とのつながりや信頼があります。地域が誇る歴史や⽂化
があります。地域として積み上げてきた⼤切なものがあります。 ⼀⽅、流⼭市の住⺠誘致施策によっ
て新たに流⼭市に移り住む⼈が増えてきています。今までの流⼭市にはなかった想い・価値観をもった
⼈も増えてきています。そして、新たに移り住んできた⼈の中からも新たに市内で創業に挑戦をする⼈
も出てきています。

地域で歴史を紡いできた者、新たに地域に定着しこれから歴史を紡ごうとしている者。この流⼭には
そうした新旧の事業者や住⺠が混在する街に変化しつつあります。

「⽂化を伝承しつつ新しい⽂化の創造に向かって歩を進めよう」

これは⻘年部の指針です。私達⻘年部の役割は、諸先輩⽅が積み上げてきた歴史と地域の繋がりを⼤
切にし、繋がり、受け継いでいくこと。そして、新たに⽣まれる価値観や繋がりをもとに、新たな歴史
を築き次代へ繋いでいくことであります。
平成の時代が終わり、新たな元号に変わるこの時期だからこそ、地域の関わりを今⼀度⾒つめ直して
新たな時代の⼀歩を⻘年部⼀丸となって踏み出す。そうした思いを「温故創新〜地域とともに次代へ繋
ぐ〜」というスローガンに込めました。

本年度の⻘年部活動では、このスローガンのもとに、⻘年部員が地域と繋がり、新しい価値と仕組み
⽣み出し、⽣み出したものを次の世代へ受け継いでいきます。

 

 

 

1)地域と連携し新しい価値や仕組みを創出します。
2)時代の変化に対応できる経営者スキルを習得します。
3)世の中の⼤きな流れをマクロ視点で捉えます。
4)数は⼒なり、積極的な会員拡⼤を⾏います。
5)オール⻘年部で活動に取り組んでいきます。

 

1)地域と連携し新しい価値や仕組みを創出します。

⻘年部活動というのは、新たな物事にチャレンジし「新しい価値や仕組み」を⽣み出すもので
あり、それを親会を始め地域社会からは期待されています。
地域社会には私達⻘年部がまだまだ繋がっていない⼈・企業・資源が数多くあります。そして
それはこれからもどんどん変化していきます。
こうした環境を活かし、スローガンで掲げた地域の歴史を受け継ぎ「新しい価値や仕組み」創
り出す取り組みを流⼭産業博を⼀つのゴールとし、1年間かけて⾏ってまいります。

 

2)時代の変化に対応できる経営者スキルの習得

近年は「VUCAの時代」といわれるほど、めまぐるしくビジネス環境が変化しています。
「VUCA」とはVolatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、
Ambiguity(曖昧)の頭⽂字をつなげたもので、予想不可能な現代およびこれから先
の社会の特徴を表しています。
こうした環境変化は我々の流⼭においても例外でありません。今後、私達を取り巻く経営環境
はダイナミックに変わってくることは間違いありません。スローガンに掲げた「次代へ繋ぐ」
ために、時代の変化に対応していくために必要な経営スキルを部員が⾝につけられるような活
動を⾏ってまいります。

 

3)世の中の⼤きな流れをマクロ視点で捉えます。

時代の変化に対応するだけでなく、その時代の変化が何によってもたらされているのかという
視点も経営者にとっては必要です。 今、⽇本や世界はどのように動いており、それが今後どの
ような⽅向に向かっていくのか︖ そうしたマクロ的視点を持つことが求められています。
⾃らが経営する会社だけでなく、地域社会におけるビジネスチャンスの創出という側⾯からも
こうた視点は経営者に求められるものです。変化に対応するスキルだけでなく、その変化を先
読みするチカラを⾝につけられるような活動を⾏ってまいります。

 

4)数は⼒なり、積極的な会員拡⼤を⾏います。

⻘年部活動の影響⼒を⽣み出す源は部員数です。
私達の活動を地域により深く浸透させていくためには、その情報発信・情報受診の役割を果た
す部員数の増加が今以上に必要です。
部員数は、私達の活動の内容のバリエーションや規模にも直結しており、定年制を引いている
⻘年部活動においては、「次に繋ぐ」という点からも継続的に新しい部員を増やしていくこと
が重要です。
44名でスタートする本年度ですが、来年の3⽉末には5⼈の先輩が卒業を予定しておられま
す。その数を補った上で、次の年度が50名以上の部員数でスタートを切ることができるように
したいと考えています。そのためにも、新たな部員の勧誘・獲得を本年度を⾏って参ります。

 

5)オール⻘年部⼀つの成果を⽣み出します。

定例会の開催は担当委員会が主となって⾏うものですが、他の部員も⼩さなことでもよいので
開催⽀援に関われるような意識で1年間活動をしてもらいたいと思っています。特に流⼭産業博
と流⼭花⽕⼤会という「歴史」「伝統」を次に繋いでいくため、全体事業として役員会を中⼼
にオール⻘年部体制で本年度も取り組んでまいります。
そのためにも、お互いのことをもっと知ることができる仕掛けや取り組みを取り⼊れること
で、部員相互の距離を近づけ⼀体感を醸成してまいります。

流山商工会議所青年部
第10代会長 藪本 敦弘