第2代会長
伊藤 基
感動 ~紡ぎ、繋げて、大きな輪に
はじめに、東日本大震災によって被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
まさに未曾有の大災害となったこの大震災から1か月が経ちましたが、収束への道筋は見えず、私たちはいまだに不安と心配の中に日々を過ごしています。
しかし、大震災を通じて私たちが感じているものは、不安や心配といった感情だけ、なのでしょうか。
例えば、立ち上がり行動を始める人たちの姿を見たとき。他の人を助け支えようという思い、自分の暮らしを取り戻そうという思い。さまざまな思いで、さまざまな形で、さまざまな人たちが動き始めています。その姿を通じて、私たちは改めて、支え合って生きることの大切さを実感し、行動することの素晴らしさを噛みしめ、それによって得られる感動を受け止めているのではないでしょうか。
大震災から立ち上がろう。がんばろう、ニッポン。
私たち流山商工会議所青年部としても、この取り組みに加わっていきたい。
そして、日々の活動においても、各メンバーが志を高く持ち、率先して行動し、支え合い、感動を分かち合って、皆がよい1年をともに過ごせることを、心から期待しています。
私たちは昨年、新たに「流山商工会議所青年部」として産声を上げました。
そのいろいろな変化の中で、私たちは時には苦しみ、悩み、そして喜びや達成感を味わいながら、1年間を過ごしてきました。
そして今年、平成23年度は、そんな初年度のさまざまな思いを受け継ぎながら、青年部を大きく発展させていく重要な1年間にしていきたいと、私は考えています。
よかった点をさらに伸ばし、積み残した点にもしっかりと目を向けていく、そんな感覚で各メンバーが考え行動することで、互いにいいインパクトを与えあい、感動しあいながら各事業を成し遂げていきましょう。
具体的には、まずは定例会の充実。ビジネスパーソンとして互いを高め合い感動を分かち合うために、私たちの研鑽の場として充実した定例会を作り上げていきましょう。
次に、流山産業博の充実。私たち青年部の看板事業であるこの産業博を、まさに地元流山の産業に資することを主眼に見つめ直し、来場者、出展者、私たち自身も含めて、さらに感動し合える場に作り上げていきましょう。
そして、これらの活動を支えるためにも、私たちメンバー同士がひとつの輪に繋がること、さらに、この輪を大きく広げるために、目標を6名に設定した会員拡大にも力を入れていきましょう。
なお、これらの活動においては、商工団体である流山商工会議所の中の1つの組織体であることを念頭に、ビジネスマインドを忘れずに、必ず、ご自身に資する何かを持って帰ること、そしてそれを実際に役立てていくことで、この感動の輪をご自身の周りの方々にも広げていっていただくようにお願いします。
そして最後に、全員がいい顔で1年を締めくくりましょう。
さあ、大いなる感動の輪へ。2年目の門出に、確かな一歩を踏み出しましょう。